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マルヰコラム

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不織布 種類

2023年3月20日

農業用不織布とは?使い方や原料、効果を高める製造方法について

農業用不織布とは?使い方や原料、効果を高める製造方法について

農業用不織布は、農作物を不織布で覆うことで、鳥や虫から守ったり、乾燥や寒さから防いだりするのが一般的な使い方です。

今回は、農業用不織布の具体的な使い方についてご紹介し、より効果のある農業用不織布にするために、製造段階でどのようなことを行っているかをお伝えします。

農業用不織布とは

農業用不織布の使い方は、主に、不織布で農作物を覆うことで虫や鳥から守ったり、乾燥や風、寒さなどから防いだりと多岐に渡ります。

不織布は繊維を一定方向、もしくはランダムに交絡させることで作るため、繊維と繊維との間に隙間ができる多孔質構造になっていますが、この構造が農業用の使い方に適しています。

作物を外敵や過酷な環境から守るために分厚い織布などでカバーをして、作物に必要な光や水分まで遮っては本末転倒。しかし、不織布は多孔質構造であることで通気性がよく、光や水は通して作物の生育を妨げることがないため、農業用に適しているのです。

この不織布の通気性やろ過性、保温性などに優れるという特徴が、農業の分野を支えています。

農業用不織布の使い方

ここで、農業用不織布の具体的な使い方についてご紹介します。

土の乾燥を防ぎ、発芽を促がす

農作物の種を蒔いた後、農業用不織布で全体を覆うという使い方(直掛け)をすることがあります。

これは、不織布によって土の乾燥を防ぎながら地温を高くして発芽を促したり、強い雨から土壌面を保護したりして発芽を安定させるためです。

直掛けをする場合は、不織布が風で吹き飛ばされないようにピンなどで留める必要がありますが、発芽が始まると生育を妨げる恐れがあるので直がけの不織布は外さなければなりません。

農業用不織布の使い方土の乾燥を防ぎ、発芽を促がす

鳥や害虫から作物を守る

不織布の使い方には、農作物を不織布でカバーすることで、鳥や害虫から守るという役割もあります。
その際には、トンネル掛けといって、畝の幅に合わせて立てた、等間隔に並ぶ半円形の支柱に不織布を張って農作物を保護します。

このようにすることで、鳥や害虫から守られるだけでなく、不織布によって保温され霜よけの効果も期待できます。

農業用不織布の使い方:鳥や害虫から作物を守る

雑草が生えるのを防ぐ

農作物の周りに不織布防草シートを敷き、雑草の発芽を抑えるという使い方もあります。

雑草の発芽に必要な一番の条件は日光です。遮光性の高い防草シートを選び日光を遮れば、農作物の周囲に雑草が育つのを防ぐことができます。

また、多孔質な不織布の構造からもたらされる透水性も防草シートに適しています。

水を通してしまうと雑草の発芽を促進させてしまいそうですが、日光を遮っているので問題ありません。むしろ、透水性が悪くシートの上に水たまりができてしまうと、そこに雑草の種子が飛来し、発芽したり、害虫が発生したりする原因にもなるため、日光は遮り水は通すという使い方ができる不織布が防草シートに最適だと言えます。

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目的に合わせた使い方を!農業用不織布の種類と特徴

農業において多様な使い方ができる不織布ですが、その不織布を作る際の原料によって特徴が異なります。

ここでは、不織布の種類と特徴についてまとめていきます。

PP(ポリプロピレン)不織布

ポリプロピレンを原料にして作られたPP不織布は、引張強度や圧縮強度、衝撃強度といった機械強度が高いという特徴があり、耐久性に優れた農業用不織布ができあがります。

速乾性も良いため、雨で濡れても短時間で乾き、防草シートとして使用した場合も、シート上に水たまりができにくくなります。

また、引張強度があるため、トンネル掛けのようにピンと不織布を張る場面でも、破れが少なくすむでしょう。

PET(ポリエステル)不織布

ポリエステルは強度が高く、耐熱性、染色性などに優れたプラスチックです。

ポリエステル不織布は、紫外線による劣化に強く、耐候性にも優れていることから、農業用の使い方に適していると言えます。

紫外線を広く受けやすい直掛けをする際や、真夏や真冬などの厳しい環境から農作物を守る際には、ポリエステル製の農業用不織布であればより効果が発揮されるでしょう。

農業用の使い方に適する不織布の種類

農業用不織布の製造方法で効果がアップ

農業用不織布は製造方法を変えることによって、さらに保温性を高めることが可能です。

具体的には、湿式法といって、原料の繊維の中でも6mm以下のごく短い繊維を水中に均一に分散し、網の上で圧力や熱で脱水してウェブを形成する製造方法を用いて、不織布の単位面積あたりの質量を低く(低目付)します。

不織布の体積を大きく保つことで空気層を大きく作るようにし、それによって保温性に優れた農業用不織布ができあがるようになります。

自動車用資材から土木資材まで!「不織布」はマルヰ産業におまかせ!

自動車用資材から土木資材まで!「不織布」はマルヰ産業におまかせ!

今回は、農業用不織布についてお伝えしました。

マルヰ産業は、自動車部品から建設業界に至るまで、日本のものづくりを影で支える「不織布」専門の製造・加工メーカーです。

農業用不織布の中でも、特に防草シートの依頼を多く受けております。

もちろん、防草シート以外にも、機能性を持たせた不織布の製造が可能ですので、疑問点やお困りごとがありましたらお気軽にご相談ください。